top of page
_J5A4237.jpg

子ども発達支援センター
くるむ

氷見市の子育て政策の一環として計画された、子どもたちの発達支援と保護者のサポートのための施設である。既存建物の3F、かつて貸会議室やホールだったフロアをスケルトン化し、個別・集団指導室、感覚統合室、観察室といった専門的な諸室を設置した。

_J5A4217.jpg

施設名「くるむ」には、すべての子どもが自分らしく羽ばたけるよう、優しく包み込みたいという願いが込められている。建築においてもその想いを体現すべく、難解な意匠は排し、自然光と素材の質感がもたらす「安心感」を最優先に設計を進めた。

_J5A4197.jpg

平面計画では、既存の階段やエレベーターの動線を活かし、各室の配置を最適化している。大きな声が出る指導室と、高いプライバシーが求められる相談室の間には、収納や廊下を緩衝材として配置した。

_J5A4207.jpg

エレベーターを降りると、大きな吹き抜けから光が降り注ぐ待合室が利用者を出迎える。保護者が木のぬくもりに包まれながら、子どもの訓練を待つ穏やかな時間を過ごせるよう配慮した。

_J5A4081.jpg

内装は木とカーペットを主材とし、自宅のように優しく子どもたちの気持ちが落ち着きくるむような空気感を目指した。子どもたちが元気に動き回れるよう出隅はすべて丸く仕上げ、床には転倒時の安全性を考慮したタイルカーペットを採用した。

_J5A4227.jpg

さらに、下足エリアを濃色、上足エリアを明色のカーペットで視覚的に分けることで、空間の切り替わりを子どもたちが直感的に理解できるような工夫を施している。

_J5A4152.jpg

この計画では、建築がその『くるむ』役割の一部を担えるように、難しいコンセプトなどは排除し、自然光の溢れる平面計画を行い、仕上げやディテールを優しく丁寧に仕上げた。この場所を訪れる親子が、日々の緊張から解放され、穏やかな気持ちで明日を迎えられることを願って設計した。 

子ども発達支援センター くるむ

2023.06

竣工/Completion

児童発達支援センター/Child Development Support Center

用途/Principal use

 831.01 ㎡

床面積/Floor area

三興土木

施工/Contractor

淺川敏/Satoshi Asakawa

撮影/Photo

Gallery

Copyright © 2018 Shio Architect Design Office Co.,LTD. All Rights Reserved.

bottom of page